△議案第77号外4件一括上程、説明、
監査委員報告
○議長(
浜口和久君) 審議の都合により、日程第3、「議案第77号平成28年度
決算認定について」から日程第7、「議案第81号平成28年度
伊勢地域農業共済事務組合会計決算認定について」に至る5件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第77号平成28年度
決算認定について」外4件について御説明を申し上げます。 これらは、いずれも平成28年度の決算に係るもので、
病院事業会計については
資本剰余金を処分することについて、
水道事業会計及び
下水道事業会計については利益を処分することについて議会の議決をお願いするとともに、各会計ともさきに決算を終え、このほど
監査委員の審査も終了いたしましたので、
監査委員の意見をつけ、議会の御認定をお願いするものでございます。 また、
伊勢地域農業共済事務組合会計については、3月31日をもって解散をいたしました
伊勢地域農業共済事務組合の会計となります。事務を承継いたしました伊勢市において、
監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会の御認定をお願いするものでございます。 詳細につきましては、副市長及び
会計管理者から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(
浜口和久君)
会計管理者。
◎
会計管理者(森井啓君) それでは、議案第77号平成28年度
決算認定につきまして、決算書を中心にその概要を御説明申し上げます。 初めに、
一般会計の決算につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、決算書の2ページ上段をごらんください。 歳入総額は510億1,384万181円、歳出総額は499億6,377万4,591円で、
歳入歳出差引残額は10億5,006万5,590円となります。この残額から、翌年度に繰り越すべき財源1億8,032万7,404円を差し引いた
実質収支額は8億6,973万8,186円でございます。 なお、
地方自治法第233条の2ただし書きの規定により、
歳計剰余金の処分といたしまして4億5,000万円を基金に編入いたしましたので、実質的な繰越金は4億1,973万8,186円となります。 続きまして、歳入の主なものを御説明申し上げます。 決算書4ページ、5ページをお開きください。 まず、款1市税の
収入済額は168億2,814万1,960円でございます。収納率は市税全体の対調定額で95.0%となり、前年度を1.0ポイント上回りました。 次に、款2
地方譲与税の
収入済額は3億3,473万7,000円でございます。 次に、款6
地方消費税交付金の
収入済額は21億4,641万7,000円でございます。 次に、款11
地方交付税の
収入済額は107億9,319万4,000円でございます。 6ページ、7ページをお開きください。 款13分担金及び負担金の
収入済額は9億3,934万3,030円でございます。 次に、款15
国庫支出金の
収入済額は70億1,052万4,079円でございます。 なお、
予算現額に対して4億8,955万7,542円の減収となりましたが、これは主に
臨時福祉給付金(
経済対策分)
事業費国補助金の
繰り越しにより減収となったことによるものでございます。 次に、款16県支出金の
収入済額は30億2,864万3,453円でございます。
予算現額に対して6,505万2,547円の減収となりましたが、主に
県負担金の
民生費県負担金2,580万3,262円、
県補助金の
農林水産業費県補助金4,288万7,637円などが、
事業費減及び事業の
繰り越しにより減収となったことによるものでございます。 次に、款21諸収入の
収入済額は10億4,033万8,878円でございます。 8ページ、9ページをお開きください。 次に、款22市債の
収入済額は61億5,350万円でございます。 なお、
予算現額に対して20億3,070万円の減収となりましたが、これは主に衛生債の14億340万円、教育債の3億8,380万円などが、それぞれの事業の
繰り越し、
事業費減などに伴い減額となったものでございます。 以上で歳入の説明を終わります。 続きまして、歳出につきまして御説明申し上げますが、詳細につきましては、主要な施策の
成果説明書及び事務の概要書に記載させていただいておりますので、ここでは予算の執行状況につきまして御説明申し上げます。 決算書の10ページ、11ページをお開きください。 まず、款1議会費におきましては、
予算現額3億5,670万4,000円に対し、
支出済額は3億5,027万1,187円でございます。 不用額は643万2,813円でございます。 次に、款2総務費におきましては、
予算現額47億3,882万1,295円に対し、
支出済額は44億4,022万9,436円でございます。翌
年度繰越額2,714万4,000円は
繰越明許費で、
総務管理費の
市民活動促進事業及び
戸籍住民基本台帳事務一般経費でございます。
繰り越しの主な理由は、
補正予算成立後の発注のため年度を越えて事業を実施する必要が生じたことによるものなどでございます。 不用額2億7,144万7,859円を生じましたが、これは主に項1
総務管理費で2億4,076万9,495円が不用額となったものでございます。 次に、款3民生費におきましては、
予算現額186億9,373万4,118円に対し、
支出済額は179億3,346万5,701円でございます。翌
年度繰越額3億7,645万2,129円は
繰越明許費で、
社会福祉費の
臨時福祉給付金(
経済対策分)
支給事業外2件でございます。主な理由は、国2次補正による対応のため年度内に完了できなかったことによるものなどでございます。 なお、不用額3億8,381万6,288円を生じましたが、これは主に項1
社会福祉費の1億4,743万163円、項3
児童福祉費の1億7,111万3,708円が不用額となったものでございます。 次に、款4衛生費におきましては、
予算現額63億2,416万1,000円に対し、
支出済額は48億1,111万6,879円でございます。翌
年度繰越額13億9,496万円は
繰越明許費で、
保健衛生費の
水道事業出資金、
病院事業出資金ほか1件でございます。
繰り越しの主な理由は、
事業主体である
水道事業及び
病院事業の
繰り越しに伴うものなどでございます。 不用額1億1,808万4,121円を生じましたが、これは主に項1
保健衛生費の1億380万4,309円が不用額となったものでございます。 次に、款5労働費におきましては、
予算現額6,218万円に対し、
支出済額は5,970万1,432円でございます。 不用額は247万8,568円でございます。 次に、款6
農林水産業費におきましては、
予算現額10億3,937万5,803円に対し、
支出済額は8億8,201万9,657円でございます。翌
年度繰越額1億2,193万4,979円は
繰越明許費で、農業費の
県営事業負担金、
農道整備事業、
水産業費の
水産物供給基盤機能保全事業外2件でございます。
繰り越しの主な理由は、
事業主体である三重県の
事業繰り越しに伴うものや国2次補正による対応のため年度内に完了できなかったことによるものなどでございます。 不用額3,542万1,167円を生じましたが、これは主に項1農業費の2,971万8,607円が不用額となったものでございます。 次に、款7商工費におきましては、
予算現額4億1,504万3,000円に対し、
支出済額は3億9,810万3,360円でございます。翌
年度繰越額336万5,000円は
繰越明許費で、商工費の
全国菓子大博覧会・
三重支援事業、
ものづくり推進事業でございます。
繰り越しの理由は、
全国菓子大博覧会の開催時期に合わせて
イベント等を行うため、年度を越えて事業を実施する必要が生じたことによるものや、新
産業創出支援事業補助金の
対象事業が年度を越えて実施することによるものでございます。 なお、不用額は1,357万4,640円でございます。 次に、款8観光費におきましては、
予算現額5億8,092万8,000円に対し、
支出済額は5億5,759万1,087円でございます。翌
年度繰越額186万3,400円は
繰越明許費で、観光費の
観光情報発信事業でございます。
繰り越しの理由は、新
観光プログラムの取り組みに伴うPR動画の作成及びロゴの商標登録に不測の日数を要したことから、年度内に完了できなかったことによるものでございます。 不用額は2,147万3,513円でございます。 次に、款9土木費におきましては、
予算現額55億2,877万3,720円に対し、
支出済額は51億6,420万8,106円でございます。翌
年度繰越額1億4,085万3,064円は
繰越明許費で、
道路橋梁費の
道路維持事業、
道路新設改良事業、住宅費の
住宅等整備事業ほか4件でございます。
繰り越しの主な理由は、国2次補正による対応のため年度内に完了できなかったことによるものや、関係者との調整に不測の日数を要したことから、年度内に完了できなかったものなどでございます。 なお、不用額2億2,371万2,550円を生じましたが、これは主に、決算書では12ページ、13ページになりますが、項2
道路橋梁費の1億2,106万2,444円、項5
都市計画費の5,543万6,283円などが不用額となったものでございます。 次に、款10消防費におきましては、
予算現額30億3,650万1,526円に対し、
支出済額は29億233万6,518円でございます。 なお、不用額は1億3,416万5,008円でございます。 次に、款11教育費におきましては、
予算現額75億6,115万2,430円に対し、
支出済額は70億290万6,512円でございます。翌
年度繰越額3億9,432万2,000円のうち3億5,712万円は
繰越明許費で、小学校費の神社小学校・大湊小学校統合校整備事業、中学校費の中学校整備事業ほか2件でございます。
繰り越しの理由は、用地取得に伴う交渉及び手続に不測の日数を要したことから年度内に完了できなかったことや、国2次補正による対応のため年度内に完了できなかったことによるものなどでございます。また、翌
年度繰越額のうち残り3,720万2,000円は継続費の逓次繰越で、小学校費の神社小学校・大湊小学校統合校整備事業でございます。 なお、不用額1億6,392万3,918円を生じましたが、これは主に項1教育総務費の2,698万1,996円、項3中学校費の4,924万1,569円、項6保健体育費の4,449万6,856円などが不用額となったものでございます。 次に、款12災害復旧費におきましては、
予算現額4,534万4,640円に対し、
支出済額は4,145万7,920円でございます。 なお、388万6,720円が不用額となりました。 次に、款13公債費におきましては、
予算現額54億2,047万5,000円に対し、
支出済額は54億2,036万6,796円でございます。 以上が
一般会計の歳入歳出決算の概要でございます。 続きまして、特別会計につきまして御説明申し上げます。 恐れ入りますが、決算書2ページにお戻りいただきますようお願い申し上げます。 まず、国民健康保険特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は161億5,829万2,953円、歳出総額は152億9,698万8,532円で、
歳入歳出差引残額は8億6,130万4,421円となります。このうち6億円を基金に編入しましたので、実質的な繰越金は2億6,130万4,421円でございます。 なお、国民健康保険料の収入未済額は4億6,996万9,132円でございます。 次に、後期高齢者医療特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額29億3,917万6,659円、歳出総額28億8,923万2,742円で、
歳入歳出差引残額は4,994万3,917円となります。 なお、後期高齢者医療保険料の収入未済額は1,093万140円でございます。 次に、介護保険特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は130億3,130万4,432円、歳出総額は125億8,263万615円で、
歳入歳出差引残額は4億4,867万3,817円となります。 介護保険料の収入未済額は4,114万8,465円でございます。 次に、住宅新築資金等貸付事業特別会計につきましては、歳入総額1,160万4,873円、歳出総額は801万7,227円で、
歳入歳出差引残額は358万7,646円となります。 なお、住宅新築資金等貸付金元利収入の収入未済額は3億2,479万9,396円でございます。 次に、観光交通対策特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は7億765万8,915円、歳出総額は6億2,309万1,987円で、
歳入歳出差引残額は8,456万6,928円となります。 最後に、土地取得特別会計につきまして御説明申し上げます。 歳入総額は5億8,752万8,472円、歳出総額も同額の5億8,752万8,472円で、
歳入歳出差引残額はゼロ円となります。 以上が平成28年度伊勢市
一般会計並びに各特別会計決算の概要でございますが、財産に関する調書につきましては、決算書290ページから296ページを御高覧賜りますようお願い申し上げます。 以上で、平成28年度
決算認定につきまして補足の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 副市長。
◎副市長(藤本亨君) 続きまして、「議案第78号平成28年度伊勢市
病院事業の
資本剰余金の処分及び平成28年度伊勢市
病院事業会計決算認定について」「議案第79号平成28年度伊勢市
水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
水道事業会計決算認定について」「議案第80号平成28年度伊勢市
下水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
下水道事業会計決算認定について」及び「議案第81号平成28年度
伊勢地域農業共済事務組合会計決算認定について」補足の御説明を申し上げます。 まず、「議案第78号平成28年度伊勢市
病院事業の
資本剰余金の処分及び平成28年度伊勢市
病院事業会計決算認定について」御説明を申し上げます。 伊勢市
病院事業会計決算書の13ページをお願いします。 当院は、二次救急医療を初めとする地域の中核病院として、市民の健康増進と生活の質の向上を目指し、地域医療の継続発展を図るとともに、公営企業としての効率性を高めるよう努めてまいりました。 平成28年度の
病院事業は、新公立病院改革プランの策定、地域医療支援病院の承認、安全・安心で高度な医療を提供するために、超音波診断装置、全身麻酔装置などの整備を行いました。また、平成25年3月に策定した新
市立伊勢総合病院建設基本計画に基づき建設事業を進め、新病院の建設工事実施設計及び建設地造成工事が完成し、平成31年1月の開院を目指して建設工事に着工しました。 病院の利用状況としては、入院患者数が延べ6万9,125人、外来患者数が延べ12万7,202人、健診者数が延べ1万3,970人となりました。 次に、収支の状況について御説明を申し上げます。 1ページ、2ページにお戻りください。 収益的収入及び支出でございますが、
病院事業収益の決算額は63億2,464万4,676円となりました。これに対し、
病院事業費用の決算額は61億8,777万9,127円の執行となり、収支差し引き1億3,686万5,549円の黒字となりましたが、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純利益は4,951万7,278円となるものでございます。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は14億3,440万円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は16億2,046万6,794円の執行となり、収支差し引き1億8,606万6,794円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填を行いました。また、建設改良費においては、新病院建設事業費57億3,000万円を翌年度へ
繰り越しをしております。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 損益計算書でございますが、当年度未処理欠損金は18億4,701万6,169円となっております。 次に、7ページ、8ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成28年度中の増減及び残高について記載をしております。 次に、9ページをお願いします。 欠損金処理計算書(案)でございますが、医師及び看護師奨学金の返還債務の免除により発生する損失を欠損補填として処理しようとするものでございます。 次に、10ページから12ページにかけましては貸借対照表でございますが、平成28年度末における
病院事業の財政状況を示しております。 また、13ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願いを申し上げます。 今後は、新病院建設に伴う企業債償還金、減価償却費の増加などにより病院運営が厳しくなることが予測されますが、新病院開院を目指し、引き続き医師の確保に努めるとともに、医療体制の充実強化、質の高い医療の提供、地域医療の推進、健全な病院経営に取り組んでまいります。 以上で、平成28年度伊勢市
病院事業の
資本剰余金の処分及び平成28年度伊勢市
病院事業会計決算認定について、補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第79号平成28年度伊勢市
水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
水道事業会計決算認定について」御説明申し上げます。
水道事業会計決算書の11ページをお願いします。 平成28年度の
水道事業は、給水の安定と有収率の向上を図り、また、効率的な維持管理を行うため、老朽化した施設、配水本管の更新工事を初め、配水本管の未整備地区への布設工事等を実施しました。 事業運営面においては、給水戸数は5万6,229戸で、有収率は89.5%となりました。また、配水量は1,653万8,588立方メートルで、有収水量は1,480万8,339立方メートルとなりました。 次に、収支の状況について御説明申し上げます。 1ページ、2ページにお戻りください。 まず、上段の収益的収入及び支出でございますが、
水道事業収益の決算額は28億9,527万6,163円となりました。これに対し、
水道事業費用の決算額は23億3,736万3,174円の執行となり、収支差し引き5億5,791万円2,989円の黒字となりましたが、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純利益は4億8,167万265円となるものでございます。 続きまして、下段の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は3億4,628万4,998円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は16億3,637万5,311円の執行となり、翌年度へ
繰り越しをする支出の財源充当額413万3,160円を除き、収支差し引き12億9,422万3,473円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補填をしました。また、建設改良費においては、工事費及び委託料7億6,841万円を翌年度へ
繰り越しをしております。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 損益計算書でございますが、今回は特別利益を計上しております。これは平成28年度末に貸倒引当金の設定をしたところ、決算整理前貸倒引当金残高がそれを上回ったため、引当過剰分を計上したものでございます。当年度未処分利益剰余金は、当年度純利益4億8,167万265円に積立金の目的使用で発生したその他未処分利益剰余金変動額4億8,888万2,648円を加え、9億7,055万2,913円となっております。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成28年度中の増減及び残高について記載をしております。 次に、7ページをお願いします。 剰余金処分計算書(案)でございますが、損益計算書で御説明を申し上げました当年度未処分利益剰余金9億7,055万2,913円のうち、積立金の目的使用により発生したその他未処分利益剰余金変動額4億8,888万2,648円を資本金に組み入れ、当年度純利益4億8,167万265円を減債積立金として2,400万円、残高の4億5,767万265円を建設改良積立金として処分をしようとするものでございます。 次に、8ページから10ページにかけては貸借対照表でございますが、平成28年度末における
水道事業の財政状況を示しております。 また、11ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願いを申し上げます。 今後の事業運営については、経費節減等を行いながら、効率的で健全な事業の運営に努め、安全・安心な給水サービスの向上に、なお一層の努力を重ねてまいる所存でございます。 以上で、平成28年度伊勢市
水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
水道事業会計決算認定について、補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第80号平成28年度伊勢市
下水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
下水道事業会計決算認定について」御説明を申し上げます。 伊勢市
下水道事業会計決算書の11ページをお願いします。 平成28年度の
下水道事業は、汚水処理事業として流域関連公共
下水道事業の第3期事業及び第4期事業に係る汚水幹線築造及び管渠の面整備工事等を行いました。また、旧小俣浄化センターの機械類の撤去工事を行い、資産の処分をしたところです。宇治・中村特定環境保全公共
下水道事業では、五十鈴川中村浄化センター施設の長寿命化を図るため、機械類の更新計画を作成いたしました。雨水対策事業としては、都市部の浸水被害を防ぐため、雨水管理総合計画の策定に着手したほか、ポンプ等の長寿命化を図るため、機械・電気設備の更新工事を行いました。 事業運営面においては、汚水処理の普及率が50.9%、水洗化人口は5万2,576人となりました。また、有収水量は627万80立方メートルで、処理水量においては604万341立方メートルとなりました。 次に、収支の状況について御説明を申し上げます。 1ページ、2ページにお戻りください。 まず、上段の収益的収入及び支出でございますが、
下水道事業収益の決算額は37億7,508万2,694円となりました。これに対し、
下水道事業費用の決算額は33億7,878万6,937円の執行となり、収支差し引き3億9,629万5,757円の黒字となりましたが、消費税及び地方消費税を除きますと、当年度純利益は2億7,289万3,058円となるものでございます。 続きまして、下段の資本的収入及び支出でございますが、資本的収入の決算額は30億9,896万3,405円となりました。これに対し、資本的支出の決算額は43億8,182万733円の執行となり、翌年度へ
繰り越しをする支出の財源充当額2,176万8,828円を除き、収支差し引き13億462万6,156円の不足が生じましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、繰越工事資金、減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金で補填を行いました。また、建設改良費においては、工事費及び委託料等17億7,652万6,000円を翌年度へ
繰り越しをしております。 次に、3ページ、4ページをお願いします。 損益計算書でございますが、今回、特別利益及び特別損失を計上しております。これは、雨水事業の資産売却及び旧小俣浄化センターの資産処分に伴い計上したものでございます。当年度未処分利益剰余金は、当年度純利益2億7,289万3,058円に積立金の目的使用で発生したその他未処分利益剰余金変動額1億3,111万490円を加え、4億400万3,548円となっております。 次に、5ページ、6ページをお願いします。 剰余金計算書でございますが、それぞれの項目ごとに平成28年度中の増減及び残高について記載をしております。 次に、7ページをお願いします。 剰余金処分計算書(案)でございますが、損益計算書で御説明を申し上げました当年度未処分利益剰余金4億400万3,548円のうち、積立金の目的使用により発生したその他未処分利益剰余金変動額1億3,111万490円を資本金に組み入れ、当年度純利益2億7,289万3,058円を減債積立金として処分しようとするものでございます。 次に、8ページから10ページにかけては貸借対照表でございますが、平成28年度末における
下水道事業の財政状況を示しております。 また、11ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願いを申し上げます。 今後の事業運営については、経費節減等を行いながら、効率的で健全な事業の運営に努め、生活環境の改善、公共用水域の水質保全及び浸水被害の防止に、なお一層の努力を重ねてまいる所存でございます。 以上で、平成28年度伊勢市
下水道事業の利益の処分及び平成28年度伊勢市
下水道事業会計決算認定について、補足の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「議案第81号平成28年度
伊勢地域農業共済事務組合会計決算認定について」御説明を申し上げます。 これは、平成28年度をもって解散しました
伊勢地域農業共済事務組合に係るものでございます。
伊勢地域農業共済事務組合の収支は、その解散の日である平成29年3月31日をもって打ち切られ、同組合において決算がなされました。このたび、この決算に関する書類の送付を事務承継団体として受けましたので、法の規定に基づき、議会の認定をお願いするものでございます。
伊勢地域農業共済事務組合の決算書の26ページをお願いします。 解散した同組合の会計は、農作物、家畜、果樹、畑作物、園芸施設共済勘定の事業勘定及び業務勘定の合わせて6つの勘定で構成をされております。 農業共済事業は、加入者から共済掛金等を受け取り、自然災害等の共済事故に伴い、被災した農家に共済金を支払うものでございます。共済金の支払い状況としましては、水稲・麦を対象とする農作物共済事業では、平成28年産水稲で111戸に743万881円を、平成28年度産麦で16戸に778万9,627円をそれぞれ支払いました。牛・豚・馬の家畜を対象とする家畜共済事業では、106頭の死廃事故に伴い3,101万184円を、1,036件の病傷事故で999万7,990円を支払いました。温州ミカン等を対象とする果樹共済事業では、平成28年産温州ミカンで1戸に6万1,500円を支払いました。大豆を対象とする畑作物共済事業では、平成28年産大豆で3戸に177万9,198円を支払いました。園芸用ハウスを対象とする園芸施設共済事業では、4棟に被害が生じ、8万474円を支払いました。 以上の結果、各事業の被害に対する支払共済金の総額は5,814万9,854円となりました。 次に、収支の状況について御説明申し上げます。 2ページ、3ページをお願いします。 収益的収入及び支出でございますが、下段の表、共済事業収益の決算額は、6つの勘定を合わせて2億4,123万7,186円となりました。これに対し、6ページになりますが、中段の表、共済事業費用の決算額は、6つの勘定を合わせて2億4,027万371円となりました。 次に、12ページ、13ページをお願いします。 損益計算書でございますが、平成28年度の各共済勘定における当年度純利益、または純損失の合計は96万6,815円となりました。その内訳ですが、果樹共済勘定では15万1,212円、園芸施設共済勘定では96万6,890円の当年度純利益が、畑作物共済勘定では15万1,287円の当年度純損失がそれぞれ生じました。これに前年度繰越欠損金60万1,369円を加えまして、当年度未処分利益剰余金は36万5,446円となりました。 14ページ、15ページには農業共済事業剰余金計算書、16ページ、17ページには剰余金処分計算書、18ページには不足金処理計算書を記載しております。 次に、20ページから23ページにかけましては貸借対照表でございますが、平成28年度末における農業共済事業の財政状況を示しております。 また、26ページ以降に決算附属書類を添付しておりますので、御参照賜りますようお願いを申し上げます。 以上で、平成28年度
伊勢地域農業共済事務組合会計決算認定について、補足の説明を終わらせていただきます。 以上、平成28年度の各企業会計及び
伊勢地域農業共済事務組合会計の
決算認定について、補足の御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 次に、
監査委員から監査結果の報告をお願いいたします。
代表監査委員。
◎
監査委員(畑芳嗣君) 上程中の議案第77号から議案第81号に関しまして、平成28年度の伊勢市
一般会計及び特別会計、
病院事業会計、
水道事業会計、
下水道事業会計並びに
伊勢地域農業共済事務組合会計の各決算の審査結果について、
監査委員を代表して御報告を申し上げます。
地方自治法並びに地方公営企業法の規定により、市長から審査に付されました平成28年度
一般会計及び特別会計決算書並びに歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金運用状況調書について、また、公営企業、農業共済につきましては、提出された決算書、決算諸表について審査を実施いたしました。いずれの書類も関係法令の定めに従って作成されており、その計数は正確であり、また、決算の内容、予算の執行、基金の運用、事業の運営において適正に処理されているものと認めました。以下、その概略について申し上げます。 なお、御報告申し上げる金額は、千円単位とさせていただきます。 それでは、
一般会計及び特別会計歳入歳出決算審査意見書3ページをごらんください。 平成28年度の
一般会計の歳入総額は510億1,384万円、歳出総額は499億6,377万5,000円でした。歳入総額は、前年度決算額より6億2,154万8,000円、1.2%減少し、歳出総額は10億4,631万3,000円、2.1%増加しております。
実質収支額は8億6,973万8,000円で、前年より減少しております。歳入の収入率は97.1%でした。収入未済額は14億1,519万3,000円で、前年より3億7,244万円、20.8%減少しております。 次に、6ページの財源別一覧表をごらんください。 歳入構成比率では、市税が33.0%、
地方交付税が21.2%を占めております。また、財源の構成比率は、自主財源の割合が41.4%、依存財源の割合は58.6%となっております。 7ページ中段の税目別市税決算額の表をごらんください。 市税は、全体では168億2,814万2,000円で、前年より1億576万9,000円、0.6%の減収で、2年連続の減少となりました。その要因は、法人市民税の税率改定や土地評価の見直しによるものでございます。収入率は95%で、前年度を1ポイント上回り、昨年に引き続き向上しております。なお、1ポイントの向上は、金額に換算いたしますと1億7,500万円の収入増となります。今後も収入の維持向上に努めていただくよう望むものでございます。 次に、歳出でございます。 16ページの表をごらんください。 平成28年度の歳出予算の執行率は92.8%で、不用額は14億141万2,000円でした。款別
支出済額の割合を見ますと、最も大きな割合は扶助費などの民生費であり35.9%を占めております。次いで教育費であり、20億6,389万9,000円が増額されております。主に伊勢宮川中学校建設事業により増加となっているものでございます。増減率で最も高い商工費の増加理由は、神薗工業団地用地の事業化に伴い、土地取得特別会計から所管がえを行ったことによるものでございます。また、
一般会計の決算年度末における市債残高は525億7,153万円で、前年より11億7,304万4,000円増加しました。起債に当たりましては、事業効果を考慮するとともに、残高の推移に留意しつつ運営に努めていただきたいと思います。 なお、23ページの推移表は、特別会計分を含んだ残高の推移とさせていただいております。 次に、特別会計でございます。 26ページの上段の表をごらんください。 6会計を合計しますと、歳入総計は334億3,556万6,000円、歳出総計は319億8,749万円で、前年より歳入で2.6%、歳出で1.3%増加しております。また、各特別会計の収入未済額の合計は8億5,047万9,000円で、前年より1億2,444万9,000円減少しております。未収金の回収については、徴収努力によって成果が上がってきているところであり、一段の努力を願うものでございます。 28ページ下段の表をごらんください。 国民健康保険特別会計においては、保険料・保険税収入は増加しているものの、歳出がふえ、保険給付費に対する被保険者負担割合は3割弱の状況でございます。 35ページ中段の表をごらんください。 観光交通対策特別会計では、サミット効果もあり参拝客が堅調であったことから、駐車場収入は安定的に推移しております。 次に、公営企業について御報告申し上げます。 まず、
病院事業会計について申し上げます。 公営企業会計決算審査意見書2ページ上段の表をごらんください。 昨年度の病院の年間延べ患者・利用者数は21万297人、1日平均761人で横ばいでございました。他会計からの繰入金が前年度とほぼ変わらない中で、純利益は減少しております。その主な要因は、前年度にありました高額医療患者が減少したことによるものと考えられます。 病院では、今年度より新病院の建設に本格的に着手しております。一般から新病院整備資金として1億6,416万円の寄附金が寄せられております。これらの好意に応えられる病院建設をお願いしたいと思います。また、災害時の備蓄品について、今後資産計上するよう依頼したところでございます。 続きまして、
水道事業会計でございます。 23ページ上段の表をごらんください。 経営成績につきましては、減収減益でした。前年度の料金改定の影響があったこと、また、施設改修工事費や管路管理システムの導入費用が増加したことが主な要因でございます。南海トラフ地震発生が懸念される中、設備の耐震化は急務であると言えます。早急な整備を望むものでございます。 なお、ボトルドウオーター「伊勢の水」ですが、製造の累計が5万8,000本、出荷は約4万本をカウントしております。汎用品として市内に普及することを期待しております。 次に、
下水道事業会計でございます。 42ページ上段の表をごらんください。 経営成績につきましては、純利益は2億7,289万3,000円を計上しております。下水道の普及によって使用料が増加したこと、また、計画排水量の見直しによって県に支払う負担金が減ったことによるものでございます。
下水道事業はほぼ計画どおり進捗しており、普及率は50%を超えました。雨水対策事業では、管理総合計画の作成に着手するとともに、設備の長寿命化を図っております。 最後に、
伊勢地域農業共済事務組合会計でございます。 台風被害の減少により共済金の支払いは減少しましたが、一方、解散を前提とした財務処理により前年度よりも利益を減少しております。当組合は3月31日に解散し、その財産は三重県農業共済組合に継承される予定であります。今後も地域の農業共済事業に寄与されることを期待するものでございます。 本市の今後の財政運営は、人口減少や少子高齢化の進行が行政の多方面での課題となってきております。対策のための歳出の増加が見込まれており、一方、歳入では、交付税の減少など厳しい状況が想定されます。限られた財源を効率的かつ効果的に活用されることを望むものでございます。 以上、詳細につきましては決算審査意見書を御高覧賜りますようお願い申し上げ、決算審査の報告とさせていただきます。
○議長(
浜口和久君) 以上で、議案第77号外4件一括の説明及び監査結果の報告は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 会議の途中ですが、10分間休憩いたします。
△休憩 午前11時01分
△再開 午前11時13分
○議長(
浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
-----------------------------------
△議案第82号外5件一括上程、説明
○議長(
浜口和久君) 審議の都合により、日程第8、「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」から日程第13、「議案第87号伊勢市
都市公園条例等の一部改正について」に至る6件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」外5件について説明を申し上げます。 最初に、「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」は、新たに附属機関を設置するため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第83号伊勢市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の制定について」は、職員の任期を定めた採用及び任期を定めて採用された職員の給与の特例に関し、必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものでございます。 次に、「議案第84号伊勢市
市税条例等の一部改正について」は、地方税法の一部改正に伴い、固定資産税の課税標準の特例割合を定めるとともに、所要の規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第85号伊勢市
都市計画税条例の一部改正について」は、地方税法の一部改正に伴い、都市計画税の課税標準の特例割合を定めるとともに、所要の規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第86号伊勢市
土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について」は、土地改良法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うため、条例を改正しようとするものでございます。 次に、「議案第87号伊勢市
都市公園条例等の一部改正について」は、都市公園法等の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うため、関係する条例を改正しようとするものでございます。 詳細につきましては、副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 副市長。
◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」外5件について、補足の御説明を申し上げます。 まず、「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」御説明申し上げます。 条例関係の議案書の2ページをお願いします。 今回は、3つの附属機関を設置するものでございます。 また、いせ人権映画祭に係るものとして、企画及び運営に関する事項を所掌事務とする伊勢市人権映画祭実行委員会と、上映作品の選考を所掌事務とする伊勢市人権映画祭選考委員会の2つの附属機関を設置しようとするものでございます。 もう一つは、伊勢市農業次世代人材投資事業評価会でございます。本市では、経営開始直後の新規就農者を支援するため、国の要綱に基づき、経営確立のための資金の交付を行っているところですが、国の要綱の改正があり、この資金の交付を受けた就農者の営農状況の評価を市町村が行うこととされましたため、評価を行う附属機関を設置しようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第83号伊勢市一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の制定について」御説明申し上げます。 12ページをお願いします。 地方公共団体の一般職の
任期付職員の採用に関する法律において、「条例で定めるところにより、任期を定めて職員を採用することができる」こととされております。本市においても、任期を定めて採用する職員、
任期付職員の制度を導入することとし、条例を制定しようとするものでございます。 導入する
任期付職員の区分としては、弁護士等の高度の専門的な知識経験を有する者を採用する
任期付職員、一定の期間内に終了が見込まれる業務等に従事する時限的な職として採用する
任期付職員と、任期付の短時間勤務職員の3つの類型で、法が定める類型の全てを導入いたします。 また、条例では、
任期付職員の給与について、区分に応じた給料表を定めるとともに、支給対象となる手当を定めております。 なお、導入するに当たり、現時点では、上
下水道事業は3類型とも該当する職員の採用の見込みがなく、
病院事業については時限的な職及び短時間勤務職員の2つの類型の見込みがないことから、それぞれ適用除外としております。 条例の施行期日でございますが、この制度を活用して、保育所の入所待機児童対策として保育士の確保を図ってまいりたいため、平成30年1月1日からの施行としておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、「議案第84号伊勢市
市税条例等の一部改正について」御説明申し上げます。 26ページをお願いします。 地方税の特例措置として、地方公共団体が地域の実情の対応した政策を展開できるようにするため、自主的に判断し、条例で決定できる仕組み、いわゆるわがまち特例が設けられております。 本年度の税制改正において、企業が従業員の児童を保育する企業主導型保育事業、5人以下の児童を保育者の居宅等で預かる家庭的保育事業、集団保育が困難な児童を児童の居宅において1対1で保育する居宅訪問型保育事業、地域の児童の受け入れ枠を設け、従業員の児童と一緒に保育を行う事業所内保育事業の4つの事業の用に供する固定資産に係る固定資産税について、わがまち特例が導入されました。その内容は、対象となる固定資産の課税標準の特例割合を、2分の1を基準として、3分の1以上3分の2以下の範囲で条例で定めることとされております。 このことによる今回の条例改正でございますが、現在、市内の保育所では、主にゼロ歳から2歳までの児童を、保護者の希望する施設で受け入れることが困難な状況にあることから、本市としては、事業所内保育など多様な保育の受け皿の確保を進めるため、特例割合を3分の1とし、対象となる固定資産税を最大限軽減しようとするものでございます。 そのほか、法において用語の定義が改められたこと等に伴う規定の整備を行っております。 なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでございますが、用語の定義が改められたことに係る部分については、平成31年1月1日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第85号伊勢市
都市計画税条例の一部改正について」御説明申し上げます。 33ページをお願いします。 改正の内容でございますが、先ほど御説明申し上げましたわがまち特例に係るものでございまして、企業主導型保育事業に係る都市計画税について、固定資産税同様、その課税標準の特例割合を3分の1としようとするものでございます。 なお、この条例は、公布の日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第86号伊勢市
土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について」御説明申し上げます。 40ページをお願いします。 これは、土地改良法が改正され、条例に引用している条項が移動したため、規定の整備を行おうとするものでございます。 なお、この条例は、土地改良法等の一部を改正する法律の施行の日、またはこの条例の公布の日のいずれか遅い日から施行しようとするものでございます。 次に、「議案第87号伊勢市
都市公園条例等の一部改正について」御説明申し上げます。 43ページをお願いします。 これは、都市緑地法等の一部を改正する法律において、伊勢市都市公園条例において引用している都市公園法の条項が、伊勢市特定用途制限地域における建築物等の制限に関する条例及び伊勢市特別用途地区における建築物の制限に関する条例に引用している建築基準法の条項等が移動したため、それぞれ規定の整備を行おうとするものでございます。 なお、この条例は、都市公園法の改正に係る部分は公布の日から、建築基準法の改正に係る部分は、平成30年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上、「議案第82号伊勢市
附属機関条例の一部改正について」外5件について、補足の御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 以上で、議案第82号外5件一括の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。
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△議案第88号の上程、説明
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第14、「議案第88号市道の路線の認定について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) それでは、ただいま上程されました「議案第88号市道の路線の認定について」御説明申し上げます。 これは、市道の路線を認定するにつき、道路法の規定により、あらかじめ議会の議決を経ようとするものでございます。 詳細につきましては、副市長から御説明を申し上げます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 副市長。
◎副市長(藤本亨君) それでは、「議案第88号市道の路線の認定について」補足の御説明を申し上げます。 議案書の48ページをお願いします。 これは、10路線を認定しようとするものでございます。 新村29-5号線から49ページにかけて記載しております通29-12号線までの8路線は、民間事業者の宅地造成により設置された道路でございまして、市道として認定し、管理を行おうとするものでございます。 二俣2丁目29-13号線及び藤里29-14号線は、個人の所有地で、一般公共の用に供されておりましたが、市に寄附を受けたことにより、市道として認定し、管理を行おうとするものでございます。 以上、「議案第88号市道の路線の認定について」補足の御説明を申し上げました。参考として位置図を添付しておりますので、御高覧の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 以上で、議案第88号の説明は終わりましたが、議案の精読を願う必要がありますので、本日はこの程度で審議をとどめ、後日さらに審議を願うことに決定いたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 全員協議会開会のため、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時26分
△再開 午前11時39分
○議長(
浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第89号外18件一括上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
浜口和久君) 審議の都合により、日程第15、「議案第89号伊勢市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて」から日程第33、「議案第107号伊勢市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて」に至る19件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) それでは、ただいま一括上程されました「議案第89号伊勢市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて」外18件について御説明を申し上げます。
農業委員会委員については、農業委員会等に関する法律が改正されたことに伴い、委員の選出方法が、公選法から議会の同意を要する市町村長による選任制に変更されました。 この改正を受け、本市では、本年3月定例会において伊勢市農業委員会条例を全部改正し、新制度における農業委員会の定数を19名と定め、現在在任する委員の任期満了後から適用することとしたものでございます。 このたび、現在の任期が本年12月10日に満了となることから、新制度における委員19名を任命したく、議会の御同意を求めるものでございます。 それでは、19名の方々について申し上げます。 まず、議案第89号、山添久憲さんは、昭和21年12月23日生まれ、現住所は伊勢市岡本2丁目6番35号で、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第90号の川畑幸也さんは、昭和22年12月10日生まれ、現住所は伊勢市馬瀬町685番地1で、農業者でございます。 議案第91号、岡田敏男さんは、昭和17年9月4日生まれ、現住所は伊勢市佐八町2153番地、農業者でございます。 議案第92号の中西重喜さんは、昭和32年4月4日生まれ、現住所は伊勢市西豊浜町1591番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている認定農業者でございます。 議案第93号の中村 猛さんは、昭和37年8月18日生まれ、現住所は伊勢市東豊浜町4447番地で、認定農業者でございます。 議案第94号の濱口節生さんは、昭和25年10月20日生まれ、現住所は伊勢市村松町1番地16で、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第95号の北村安弘さんは、昭和26年7月7日生まれ、現住所は東大淀町273番地1で、伊勢市
農業委員会委員を務められている認定農業者でございます。 議案第96号の森川正弘さんは、昭和32年12月30日生まれ、現住所は伊勢市上地町2976番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている認定農業者でございます。 議案第97号、中山銀藏さんは、昭和19年2月4日生まれ、現住所は伊勢市粟野町1039番地、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第98号、中西善夫さんは、昭和21年10月3日生まれ、現住所は伊勢市中須町1682番地、伊勢市
農業委員会委員を務められている認定農業者でございます。 議案第99号、泉 一嘉さんは、昭和21年11月28日生まれ、現住所は伊勢市楠部町1820番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第100号、出口米雄さんは、昭和19年1月2日生まれ、現住所は伊勢市円座町1539番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第101号の田畑春雄さんは、昭和26年4月23日生まれ、現住所は伊勢市二見町西837番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている農業者でございます。 議案第102号の奥野隆史さんは、昭和32年1月20日生まれ、現住所は伊勢市小俣町明野1468番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められており、認定農業者である有限会社トラストファーム小俣の取締役でございます。 議案第103号の岩尾 昭さんは、昭和32年12月12日生まれ、現住所は伊勢市小俣町相合598番地で、認定農業者でございます。 議案第104号の大西正義さんは、昭和29年1月6日生まれ、現住所は伊勢市小俣町宮前228番地で、伊勢市
農業委員会委員を務められている認定農業者でございます。 議案第105号の早川繁一さんは、昭和21年12月24日生まれ、現住所は伊勢市御薗町高向2486番地で、伊勢市
農業委員会会長を務められている認定農業者でございます。 議案第106号の奥本一志さんは、昭和19年2月27日生まれ、現住所は伊勢市御薗町小林298番地2で、認定農業者でございます。 議案第107号、吉田 保さんは、昭和24年10月20日生まれ、現住所は伊勢市勢田町608番地33で、伊勢農業協同組合の員外監事を務められております。 いずれの方におかれましても農業に関する識見を有する方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第89号外18件一括につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第89号外18件一括を一括して採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
浜口和久君) ありがとうございます。起立全員と認めます。 よって、議案第89号から第107号までの伊勢市
農業委員会委員の任命につき同意を求めることについての19件は、いずれも同意することに決定いたしました。
-----------------------------------
△議案第108号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第34、「議案第108号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) ただいま上程されました「議案第108号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の
人権擁護委員のうち、村上安三郎委員の任期が本年9月30日に満了となるので、その後任として、再度、村上安三郎さんを推薦するにつき、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、村上さんの略歴について申し上げます。 村上さんは、昭和33年7月29日生まれ、現住所は伊勢市下野町56番地6、学歴は昭和58年3月東北大学大学院工学研究科博士課程前期課程修了。主な経歴としては、昭和58年4月日本碍子株式会社就職、以降、東洋工業有限会社、有限会社二軒茶屋餅角屋本店、廣瀬精工株式会社を経て、平成27年7月にJSRエンジニアリング株式会社に就職をされ、現在に至っておられます。その間、平成17年4月伊勢市神社小学校評議員、平成26年10月
人権擁護委員就任、平成27年4月伊勢市情報公開・個人情報保護審査会委員。 以上のとおりでございます。 村上さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、御審議の上、御同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第108号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第108号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
浜口和久君) ありがとうございます。起立全員と認めます。 よって、「議案第108号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。
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△議案第109号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第35、「議案第109号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。
◎市長(
鈴木健一君) ただいま上程されました「議案第109号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」御説明を申し上げます。 これは、本市区域の
人権擁護委員のうち、幸田華子委員の任期が本年9月30日に満了となるので、その後任として、再度、幸田華子さんを推薦するにつき、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、幸田華子さんの略歴について申し上げます。 幸田さんは、昭和27年8月12日生まれ、現住所は伊勢市小俣町相合883番地1、学歴は昭和50年3月静岡大学教育学部卒業。主な経歴として、昭和50年4月南島町立吉津中学校教諭として奉職、以降、県内の中学校教諭を歴任され、平成25年3月退職、同年4月伊勢市立倉田山中学校非常勤講師、平成26年3月退職、同年10月
人権擁護委員就任、平成29年4月伊勢
人権擁護委員協議会副会長、現在に至っておられます。 幸田さんにおかれましては、人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解のある方であるため、お願いしたいと考えております。 以上、何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) 質疑に入ります。 御発言はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 議案第109号につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 討論なしと認めます。 ただいまから議案第109号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(
浜口和久君) ありがとうございます。起立全員と認めます。 よって、「議案第109号
人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。 会議の途中ですが、午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時51分
△再開 午後0時59分
○議長(
浜口和久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△平成29年請願第1号の上程、説明、委員会付託
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第36、「平成29年請願第1号
義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明をお願いいたします。 1番、上村議員。
◆1番(上村和生君) 議長のお許しをいただきましたので、「平成29年請願第1号
義務教育費国庫負担制度の存続と更なる充実を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 提出者につきましては、伊勢市PTA連合会、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者であります。 請願理由につきましては、
義務教育費国庫負担制度は、憲法の要請に基づく義務教育の根幹である無償制、教育の機会均等を保障し、教育水準の維持向上を図るため、国が責任を持って必要な財源を措置するとの趣旨で確立されている制度であります。教育は人なりと言われるように、義務教育の成否は教職員の確保、適正配置、資質向上に負うところが大きく、そのために必要な財源を安定的に確保することが不可欠です。 1985年に義務教育費国庫負担金の対象外となった教材費は、一般財源の中に組み込まれました。義務教育の水準を安定的に確保するためには、一般財源ではなく、国庫負担金による財源の確保とその増額が必要です。 未来を担う子供たちの豊かな学びを確保することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことです。義務教育については国が責任を果たすとの理念に立ち、教育に地域間格差が生じないよう、必要な財源を確保する
義務教育費国庫負担制度の存続とさらなる充実が求められます。 以上のような理由から、
義務教育費国庫負担制度の存続とさらなる充実を強く切望するものです。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) お諮りいたします。 平成29年請願第1号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。
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△平成29年請願第2号の上程、説明、委員会付託
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第37、「平成29年請願第2号
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明をお願いいたします。 1番、上村議員。
◆1番(上村和生君) 議長のお許しをいただきましたので、「平成29年請願第2号
教職員定数改善計画の策定・実施と
教育予算拡充を求める請願」について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 提出者につきましては、伊勢市PTA連合会、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者であります。 請願理由につきましては、2017年、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律が改正されました。小中学校等における障がいに応じた特別の指導や、日本語能力に課題のある児童生徒への指導のため、教員が基礎定数化されました。 しかしながら、学級編制については、2011年に小学校1年生における標準が40人から30人に引き下げられて以降、法改正による引き下げはされていません。教育再生実行会議第十次提言においても、教育の質向上やさまざまな教育課題への対応が求められている中、教師の長時間勤務に支えられている状況は、既に限界に達しているとの指摘もされています。 児童生徒の創造性や考える力を培う授業への転換を図り、これからの社会に対応する主体的、協働的な学びを実現するため、教職員が児童生徒一人一人に向き合うことのできる環境整備のため、教職員定数を計画的に改善することが必要です。 教育予算を拡充し、教職員定数の充実も含めた教育条件の整備を進めていくことが、山積する教育課題の解決を図り、子供たち一人一人を大切にし、子供たちの豊かな学びを保障することにつながります。 以上のような理由から、少人数学級編制を進めるための教職員定数計画の策定・実施と教育予算の拡充を強く切望するものです。 以上、よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
浜口和久君) お諮りいたします。 平成29年請願第2号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。
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△平成29年請願第3号の上程、説明、委員会付託
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第38、「平成29年請願第3号子どもの
貧困対策の推進と就学・
修学支援に関わる制度の拡充を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明をお願いいたします。 1番、上村議員。
◆1番(上村和生君) 議長のお許しをいただきましたので、平成29年請願第3号について、子どもの
貧困対策の推進と就学・
修学支援に関わる制度の拡充を求める請願について、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 提出者については、伊勢市PTA連合会、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者であります。 請願の理由につきましては、厚生労働省の国民生活基盤調査によると、子供の貧困率は13.9%で、7人に1人が貧困状態にあると言えます。また、ひとり親世帯の相対貧困率は50.8%と厳しい経済状況に置かれています。子供の進学率においても、ひとり親世帯は低い状況となっています。子供の
貧困対策の大きな柱として教育支援は不可欠です。 また、学校をプラットホームとした子供の
貧困対策においては、さまざまな生活背景から課題を抱えた子供たちに対して、教育相談などを充実する取り組みや、学校だけでは解決が困難な事案については、関係機関と連携した支援、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置拡充が求められています。貧困の連鎖を防ぎ、格差を固定化させないためには、制度、政策のより一層の充実が求められています。 以上のような理由から、全ての子供たちの学ぶ機会を保障するため、子供たちの
貧困対策の推進と就学・
修学支援にかかわる制度の拡充を強く切望するものです。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) お諮りいたします。 平成29年請願第3号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。
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△平成29年請願第4号の上程、説明、委員会付託
○議長(
浜口和久君) 次に、日程第39、「平成29年請願第4号
防災対策の充実を求める請願」を議題といたします。 請願の朗読を省略いたします。 この際、紹介議員から御説明をお願いいたします。 1番、上村議員。
◆1番(上村和生君) 議長にお許しいただきましたので、「平成29年請願第4号
防災対策の充実を求める請願について」、紹介議員を代表して説明をさせていただきます。 提出者については、伊勢市PTA連合会、三重県伊勢市小中学校校長会、三重県教職員組合伊勢支部の3者でございます。 請願の理由といたしまして、南海トラフ巨大地震の被害想定では、三重県内の避難者数は、地震発生翌日で約35から56万人に上り、1カ月後においても約10万から20万人が避難所生活を続けることになると推計されています。東日本大震災、熊本地震では、多くの学校が避難所となりました。地域の避難所として耐震、耐火性などの安全対策、避難者の生活を支えるトイレや発電施設、飲料水の確保が求められています。 三重県内の公立学校のうち569校が、避難所指定を受けているにもかかわらず、防災関係施設、設備の設置率は十分であるとは言えません。さらに、地域と連携してどのような初期対応が必要か、教職員が避難所運営にどのようにかかわるか等の議論も必要です。地震や風水害等さまざまな災害を想定した学校施設、設備の整備を進めた上で、学校、家庭、地域が連携した防災・減災の地域づくりが急務です。 以上のような理由から、巨大地震等の災害を想定した
防災対策の充実を図ることを強く切望するものです。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
浜口和久君) お諮りいたします。 平成29年請願第4号につきましては、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことにいたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。
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△散会の宣告
○議長(
浜口和久君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 議案精読のため、明5日から8日までの4日間を休会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
浜口和久君) 御異議なしと認めます。 よって、明5日から8日までの4日間を休会とすることに決定いたしました。 継続会議は、来る11日午前10時から開きます。 それでは、本日は散会いたします。 なお、本日御出席の皆様には開議通知を差し上げませんから、御了承をお願いいたします。 どうも皆さん、御苦労さまでした。
△散会 午後1時12分 会議の顛末を録し、ここに署名する。 平成29年9月4日
伊勢市議会議長
浜口和久 伊勢市議会議員 岡田善行
伊勢市議会議員 福井輝夫...